記憶にあるのは、怒りは罪であり悪であると吹き込んだ上で、こちらが平静で怒らないでいようとしても、
「なんか、怒っているでしょ?」
「いや、怒っていない」
「その言い方が怒ってるみたい」
「いや、怒っていないよ。どうしてわかってくれないの?」
「なーんだ、その語調やっぱり怒っているじゃない?」
という感じで、
罠にかけられて、いつもの怒りの罪にまみれたどうしようもない人に貶められてしまうという繰り返し。
「怒りは罪である」というところが根本的に嘘だから、嘘を信じ込まされているから、どうやってもここから逃れないんだけど、
怒りが支配を断ち切る伝家の宝刀だ」だとわかってしまえば、なーんだ、
「怒ってるの?」
「怒ってるよ、はい、さようなら」
で済むわけです。