無意識さんとともに

https://stand.fm/channels/62a48c250984f586c2626e10

2023-01-01から1年間の記事一覧

催眠の現象学73 呪いの解除

Aさんは体調が思わしくなく、無気力状態がひどく、布団から起きあがろうにも起き上がれません。Aさんの旦那さんは見るからに優しそうな人で、Aさんを連れてきたのも旦那さんです。 ところが、後から発覚したのは、Aさんの旦那さんは、自己犠牲をしてAさんに…

催眠の現象学72 なんでもありの世界

自分の中に、いろいろなこだわりというか、これはこうでなくちゃいけないというものがたくさんあったんです。 それが、この1年で、急速になくなっていったんです。 例えば、大嶋メソッド以外ダメとか、現代催眠やエリクソニアン催眠はいいけど伝統催眠はダ…

催眠の現象学71 外在化と内省

外在化と内省はどちらも必要であり、その時々においてふさわしいものがあります。 例えば、自分で自分を責めてしまうという責めが止まらない場合、内省ではなく外在化がふさわしいのです。 そんな時に内省しようと思っても、反省になってしまい、さらに自分…

黎明〜鬱からの回復 56 隔ての壁

光の祈りは続く。 「あなたは私たちを選び、あなたの戦士として、あなたの福音を告げるものとしてくださいました。それは、あらかじめ救われることが予定されたものには喜びの福音を告げ知らせ、そうでないものには滅びの福音を告げ知らせるためです。 そう…

催眠の現象学70 支配を脱する唯一の方法

支配しようとしてくる人たちは、どこにでもいます。支配から脱しようとして、逃げても、またそこで自分を支配する人に出会うという不思議なことが起こります。 あるいは、「心よ、支配から私を解放してください」と何度言ったところで、私を支配しようとして…

催眠の現象学69 地殻変動⑸〜乱気流を突き抜けて

そうして、もう仕上げとして、もう一度、友達とFAPをした時に出て来たFAPストーリーはもう明らかだったんです。出て来た主軸コードは、『スペクトラムの色』、これは「正しい、間違っている」の白黒思考しかできなくてストレスになることを意味します。最初…

催眠の現象学68 地殻変動⑷〜ちゃぶ台返し

その前後に、私は親しい友達から、今度、FAPストーリーをいただいたんです。私の偽りの快感のコードは『圧迫』でした。このコードを出すにあたって、友達が見ていたイメージは、私は裸にされ、私の頭の上に涙を流している聖母マリヤ像がのせられているという…

催眠の現象学67 地殻変動⑶ 夢

怒りのふたが外れて、うっすらと、自分の中に蠢く怒り=リビドーの存在を知ったのですが、それがまざまざと示されたのは、夢を通してでした。夢の中で、私はフィリピン人の双子の片割れ、弟でした。その地域では、キリスト教マフィア(実際にあるらしいです…

催眠の現象学66 地殻変動⑵〜再会

私は、このモンスター、性的なものとの闘いに明け暮れていました。 この闘いに勝たななければ、まともな人間、いや、先ほども書いたように実は天使という存在になれないと思っていたのです。 もう、何の色も濁りも持たない、透明な存在、天使になれば、母に…

催眠の現象学65 地殻変動⑴〜怒りのふたを外す

「怒ってるでしょ?」 「怒ってないよ!」こんなやりとりを身近な人として、ついには本当に怒ってしまうんです。そんなことがあったような気がします。もう自分には怒りなんてないと思っていました。 確かに、ネグレクト家庭に育って、小さな頃から怒りを溜…

催眠の現象学65 地殻変動⑴〜怒りのふたを外す

「怒ってるでしょ?」 「怒ってないよ!」こんなやりとりを身近な人として、ついには本当に怒ってしまうんです。そんなことがあったような気がします。もう自分には怒りなんてないと思っていました。 確かに、ネグレクト家庭に育って、小さな頃から怒りを溜…

黎明〜鬱からの回復 55 不協和音

あまりに早く、電話があった2、3日後、光は三重からこちらにやってきた。 私の住んでいるアパートから徒歩10分のところにアパートを借りたのだ。 とりあえずは、どうしても必要な手荷物だけ持ってきて、他のものは後に実家から送ってもらうなり、購入する…

催眠の現象学64 金の針

誰かのためを思ってなされたアドバイスというのは、金の針かもしれません。人からアドバイスされた時、そのアドバイスに違和感があったとしても、自分のためだと思えば、無碍に拒絶するわけにもいきません。 結果、金、つまり自分のためになされたアドバイス…

催眠の現象学63 『靴下』

今日は、ある人に『靴下』というメタファーをもらいました。 昨日、レイキの交流会に行ったのですが、レイキを受ける時、私の頭部と背中は女性が、私の足は男性が担当してくださいました。 その男性の方は「足が冷たいね」というようなことを言っていたと思…

黎明〜鬱からの回復 54 一方的な宣告

私はおずおずと携帯の応答のボタンを押した。 「もしもし」 「ともちゃん」 久しぶりに聞く光の声は妙に明るい。 何だか、別人のようだ。 「今、ひとり?」 「いや…その、藤堂さんと一緒で。今日は他の教会に行ったから」 しどろもどろになりながら、なんと…

催眠の現象学62 傷ついた癒し手

『傷ついた癒し手』という言葉があったと思います。 完全無欠の、全くトラウマがない、そういう人が癒し手として人を癒すのではなく、むしろ傷を持った、トラウマを抱えた人こそが、自分の傷やトラウマ、つまり自分の深淵を通してこそ人を癒せるということで…

黎明〜鬱からの回復 53 かいま見えた至福は…

私たちが後ろの方のパイプ椅子に座ると、礼拝が始まる。 素人っぽいところがかえって好感を持たせるようなギターの音色が響き、ちょっと古いワーシップソングが前のスクリーンに、日本語で映し出される。 ギターに合わせて歌う人たちの歌声も何だかたどたど…

催眠の現象学61 スーパーコンピューター?

今回のエリクソン読書会は3回目になりますが、さらに前回よりも盛り上がりました。 何というか、参加してくださるメンバーそれぞれが、個性のままに、思いのままに感想や気づきや質問やら脱線やら、自由に語ってくださるのですが、結局、それがエリクソンの…

黎明〜鬱からの回復 52 袋小路

私たちは、いつものように、礼拝をする。 一度、祈り出して始めると、半ば自動的に礼拝は進んでいった。 そうして、終わると、やはり、いつものファミレスに行ってランチを食べる。 あんなことがあったからなのか、何だか藤堂さんを意識して、言葉が出てこな…

催眠の現象学60 FAPストーリー〜母を見送る

FAP上級講座で、私の尊敬するある方にFAPをやっていただきました。 悩みはとにかく中途覚醒が多いことです。 多い時は一晩に8回ぐらい、目が覚めてしまうのです。 もっともすぐに自己催眠でまた眠るので、睡眠アプリのスコアは悪くないのですが。 それでも…

催眠の現象学59 こだわり

こだわりこそが自分なんだと、そう思ってきたふしがあります。 それで、自分のこだわりを人にかき乱されると、まるで自分が攻撃されたように思ってしまうのです。 特に、本に対するこだわりはものすごいもので、どうやら、私は本を自分の友達、もっと言えば…

黎明〜鬱からの回復 51 審判

私は、藤堂さんとの約束通り、その日の夜遅くに、光に電話した。 机の前に、携帯電話を置いてから、かけようかと何度も逡巡する。 そんなことを繰り返してから、ついには諦めたように番号を押した。 すぐに光が出た。 「どうしたの?こんなに遅くに」 何だか…

催眠の現象学58 催眠とFAPの違い

同じシェフが、同じ卵を使って料理をしても、いろいろな卵料理があるかもしれません。まして、卵を材料のひとつとして使う料理ならば、さらにたくさんのバリエーションがあります。 FAPも催眠の一種ですが、催眠とは違っているところがあると私は感じていま…

黎明〜鬱からの回復 50 大切なこと

「特別に祈ってほしいって、どんなこと?」 「内容は話せないんですけど、特に大切なことなので、頭に手を置いて祈ってくれますか?」 『内容は話せない』という言葉に何だかがっかりした次の瞬間、『頭に手を』という言葉にドキッとする。 「頭に手を?」 …

催眠の現象学57 吉本先生の遺稿集を読みかけて

私は、すぐに、原理主義になりやすいんです。 例えば、大嶋メソッドがいいと思えばそれ以外はダメだと思ったり、エリクソニアン催眠がいいと思えば伝統催眠は役に立たないと思ったり、無意識が大切だと思えば意識などいらないと思ったりします。 キルケゴー…

黎明〜鬱からの回復 49 部屋にて

「家に何もないので、途中でお弁当を買いましょう」 藤堂さんは、それほど大きくない駅の北口の階段を降りるとそう言った。 もう、辺りは真っ暗だった。こちらは住宅街ばかりなのか、灯りがほとんどない。 私たちは、途中で、チェーン店のお弁当屋で、それぞ…

催眠の現象学56 体の呪いを解除する

FAPで大きなトラウマは取り去られて、さらに催眠と自己催眠を学び、心の自由は得たように感じています。 けれど、安定してきたとは言え、疲れやすいこと、高血圧、内臓脂肪の数値が高いこと、それから中途覚醒があることなど、体の自由はまだ得ているとは言…

催眠の現象学55 無意識さんと繋がることこそ全て

催眠やら、瞑想やら、レイキやら、いろいろな手法はありますが、根本は、無意識さんと繋がる、深く繋がることだなあと、昨日、あらためて思いました。 無意識さんと深く繋がってさえいれば、どんなメソッドでも、一足飛びに身につけることができます。 それ…

黎明〜鬱からの回復 48 親友

けれど、藤堂さんと私は、二人きりの礼拝で毎週、顔を合わせ、その後は一緒に食事をしてお互いのことを包み隠さず話し、そんなことをするたびに、親しくなっていった。 藤堂さんは、いつものあのファミレスの、窓際のあの席で、食後の紅茶を入れた白いカップ…

催眠の現象学54 極悪人モードと瞑想

何でも、瞑想の達人の脳は、サイコパスの脳に似ているということを読んだことがあります。 サイコパスは自分自身の喜怒哀楽を持たないがために、感情に揺るがされて、判断を間違えることがないのですが、 瞑想の達人もまた、感情に揺るがされることはないそ…