無意識さんとともに

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2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

黎明〜鬱からの回復 38 出会い

とある郊外の駅で待ち合わせをした。 何でも郊外の駅の方が、カラオケ店の料金も安く、空いていて、礼拝するには都合がいいということだった。 改札を出て、エレベーターを使って地上に出る。 わざわざ、エレベーターを使ったのは、ちょっと眩暈がしたからだ…

催眠の現象学41 支配者の催眠から目を覚ませ!

支配者も、マインドコントロールという催眠を使います。 支配者はあくまで人間です。全能の神でも、強大な力を持つ悪魔でもありません。 だから、直接、心に侵入して支配することはできません。 支配者が支配するのは、心を直接、支配するのではなく、私たち…

黎明〜鬱からの回復 37 放浪

その後、私には行く教会もなくなった。 一度、福音派の教会の礼拝に出るには出たが、礼拝後、牧師に、「クリスチャンですか?」と尋ねられ、「はい」と答えると、どこの教会出身かをさらに訊かれて答えると、「ここはあなたのような人が来るところではない」…

催眠の現象学40 支配者の癒しと無意識さんの癒し

癒しには、支配者の癒しと無意識さんの癒しがあるのかもしれません。 支配者自身は誰も癒さない。むしろ、傷つけるだけです。 けれど、支配者は、癒しさえも自分の支配のために利用します。 どういうことかというと、人は自分を犠牲にしなければ誰かを癒せな…

催眠の現象学39 承認欲求

自分が自分であろうとする時に、承認欲求ほど厄介なものはないかもしれません。 自分の中に小さな子どもがいて、『ママ、ママ』と叫んでママを探しまわっています。そして、人の中にママを見つけようと必死になっているのです。 人に褒めてもらおうと一生懸…

黎明〜鬱からの回復 36 同級生?

私は、今までのことをすべて、包み隠さず話した。 母教会でのこと、光のこと、牧師と光の対立、そして牧師にスパイをさせられたこと、鬱の発症…と。 ヨシコ先生はただ黙って頷いているだけだったが、まるで砂地に水が吸い込まれていくように、私の言葉はどん…

催眠の現象学38 対話型と巫女型

無意識さんとの関係で、対話型と巫女型があるのかもしれません。 対話型というのは、いわゆる『心に聞く』ということです。心に聞いて、本来の自分が伝えたいことを知っていくのです。 けれど、巫女型は、『心に聞く』と言っても、こちらに意識の自分を置い…

催眠の現象学37 親友よ、さようなら

私は、男性の友達があまりいたことがないのです。 まあ、あまりと言うからには、過去に何人か、男性の親友がいたこともあったのですが、何だかことごとく疎遠になってしまったのです。 昨日は、そのひとりのことを、久しぶりに思い出しました。 彼とは、自分…

黎明〜鬱からの回復 35 紅茶

額に誰かの手が置かれているのを感じた。 その手がとても温かくて、痛みに引き裂かれた心と体が少し落ち着いてくるような気がする。 そのまま、目を閉じていたかったが、思い切ってゆっくりと目を開けた。 目を開けると、左側に、ヨシコ先生が床にそのままひ…

催眠の現象学36 自己催眠の味わい

ふらふらと思いがさまよい出して、とても虚しくなることがあります。 自分の外に、自分を満たしてくれて、自分を幸せにしてくれるものがないかとキョロキョロし出すんです。 そんな時は、ありえなくも、支配者のことが懐かしく思えたりします。 支配者に支配…

催眠の現象学35 自己催眠⑵

人の言葉が刺さって抜けない時、思考がぐるぐると回って止まらない時、そして、どうやっても眠れない時、私は自己催眠をします。 そうすると、人の言葉が淡雪のように消え、思考がストップし、眠れるか眠れないかがどうでもよくなってしまいます(もちろん、…

黎明〜鬱からの回復 34 2回目の発作

「えっと、智昭さん。教会員ではないですが…そうですね…教会員ではない人の意見も聞くといいかも知れませんね」 私は人をファーストネームで呼ぶのには慣れていないが、高木さんは私をそう呼んだ。 私はおずおずと立ち上がった。 「知り合いが(光のことだ)…

催眠の現象学34 人との繋がり

人との繋がりを考えてみたいです。 人との繋がりは3つあるのかもしれません。 1 類似点 2 脳のネットワーク 3 深淵を通して 1は、もう誰でもおなじみのものです。 相手と自分が似ている点を見つけて、相手との繋がりを感じたりするものです。 似たもの…

黎明〜鬱からの回復 33 総会⑶

「そうして、主管(神戸のその教会ではトップをそう呼ぶ)に直接、ルツに手を置いて祈っていただきました。 完治したわけではありませんが、その後、明らかに、娘のルツの病状は好転しています。 主管には、続けて祈りを受けることと、神の奇跡を信じる信仰…

催眠の現象学33 無意識の捉え方の革命的転換

ある方が発掘?された吉本先生の講演記録を読んで、自分がYoutubeで無意識について話したことが裏書きされたようでうれしく思いました(初心者講座第1回「無意識って?」)。見ていない方は見ていただけると幸いです。それについての感想をこちらにも載せて…

催眠の現象学32 悪夢

そう、こないだの卵焼きの話をある方からいただいた時に起こった心のピクピクがまだ続いているようなんです。 久しぶりに、悪夢を見ました。 夢の中では、私は高校生(どうやらセルフイメージは永遠の17歳らしい(笑))で、修学旅行に来ています。 修学旅行…

催眠の現象学31 クソ真面目

『冗談のひとつも言えやしない』 どこからか、そんなふうに自分を責める声が聞こえてくるんです。 クソ真面目で何の面白みもない人間、その声は立て続けに言ってきます。 誰がそんなことを私に言っているんだろうと思ってみると、記憶の中のワンシーンが浮か…

黎明〜鬱からの回復 32 総会⑵

普通のプロテスタント福音派や聖霊派の教会は、十分の一献金のところが多い。十分の一とは全収入の十分の一ということだ、他にクリスマス献金やイースター献金などの特別献金もある。そんな献金や日曜学校での奉仕も含めれば、負担はかなりのものだ。若い人…

催眠の現象学30 卵焼き

昨日は、ある人と初めて催眠の練習をしました。 最初、雑談に花が咲き、なかなか練習に入れなかったのですが、後半に、私が悩みを出して練習を始めました。 私の悩みというのは、言える範囲で言いますと、将来の見通しが見えず、まるで自分の1メートルぐら…

黎明〜鬱からの回復 31 総会⑴

礼拝の終わりに司会が言う。 「今日は、2時から総会があるので、教会でのランチの提供はありません。各自、外に買いに行ってください」 と言っても、ほとんどの人はわかっていたようで、お弁当を持ってきたり、朝来る時にコンビニで買ってきたりしていた。私…

催眠の現象学29 自己催眠⑴

呪文や遺伝子コードはすぐに効きます。すぐにというのは、数日から1ヶ月ぐらいです。ただ、効果の対象ははっきりしています。 それに比べると、自己催眠は身につけることがそもそも時間がかかります。ひとつの方法を身につけるのに、少なくとも1ヶ月ぐらい…

催眠の現象学28 なんかいいことないかなあ

意識がつぶやくんです、『なんかいいことないかなあ』って。 意識というものは、偉そうに大人ぶったとしても、本当は、自分は何もない貧しい惨めな子どもだと思っているみたいなんです。 そうして、自分のうちには、これっぽっちも何も価値あるものはないと…

催眠の現象学27 すべてのメソッドはひとつに帰りつく

「万法帰一」という言葉があるらしいです。 意味は、すべての方法はひとつのことに帰りつくということです。 心と体を調えるいろいろなメソッドがあります。 誰もがいろいろなメソッドを試して自分に合ったものを探し出そうとするのではないでしょうか?そう…