無意識さんとともに

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2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

支配からの卒業〜私が私であるために 20 支配を超えて

無意識さんに支配と邪魔の排除をお願いし、入れられた感情をオリジナルに返してもらい、自己催眠で無意識さんにお会いしてさっぱりしているうちに、支配というものはあるかないかわからないぐらいに小さくなっていきます。 最初の頃は、支配は獲物を食い尽く…

黎明〜鬱からの回復 11 予感

(これはフィクションです。登場人物など現実のものとは関わりがありません。) 私たちはそんなふうにして、何とかして色々なことを祈って誤魔化しながら、付き合いを続けていた。 時々、光が東京の私の教会に来ることもあった。 「ともちゃんの教会にも行っ…

支配からの卒業〜私が私であるために 19 無意識さんに助けられる日々

昨日は、出かけようという矢先に、『そう言えば、この頃、記帳していなかったな』とふと通帳のことを思い出して探し始めましたのですが、何をどうやっても見つかりません。 通帳のことは一旦、放っておいて出かければいいとも思いましたが、少ないながらも全…

支配からの卒業〜私が私であるために 18 何でもいいよ

この頃、心に聞くと、「何でもいいよ」という答えが返ってくることが多くなりました。 それは、突き放した感じで言う言い方ではなく、本当に私のことを思ってそう言うのです。 私のブログを読んでいればわかると思いますが、どちらかと言えば、私は強迫性パ…

黎明〜鬱からの回復 10 導火線

(これはフィクションです。登場人物など現実のものとは関わりがありません。) 光は目を閉じた。私は、光の唇にそっと口付けた。 それから、私たちはカラオケで会うたびにキスをした。キスはだんだんと激しいものになっていったが、もちろんそれ以上のこと…

支配からの卒業〜私が私であるために 17 ターニングポイント⑸ 自分だけでは足りない?

自分の心にぽっかり穴が開いていて、何を入れても埋まらない。自分だけでは足りないそんな感覚がずっとあった。 それで、宗教、占い、スピリチュアル、オカルト…とその穴を埋めようとしたが、埋まらない。果ては、恋愛対象さえ、その穴を埋めるためのものだ…

支配からの卒業〜私が私であるために 16 ターニングポイント⑷ Down to earth

今の私が求めているのは、head in the clouds(ふわふわとしている)ではなくて、down to earth(地に足がついている)である。 不思議や奇跡と呼ばれるものならば、嫌というほど体験してきた。 一瞬で、耳の聞こえない人が癒されるのを見たこともある。 そ…

支配からの卒業〜私が私であるために 15 ターニングポイント⑶ グッバイ、ユング

キリスト教からは卒業したが、神秘的なものに対する傾向は自分の中に残っていた。 「何だか、地に足がついていないでふわふわしているね」 よく小さな頃からそう言われたものだ。 占い、超能力、霊能力、オカルト、スピリチュアルなどの嗜好はそこから生じて…

黎明〜鬱からの回復 9 カラオケにて

(これはフィクションです。登場人物など現実のものとは関わりがありません。) 私がバランスを欠いているように、光もバランスを欠いているように思えた。 体は大人の女性、心は思春期に入りたての少女のようだった。 私たちは毎日のように電話をし、1ヶ月…

支配からの卒業〜私が私であるために 14 ターニングポイント⑵ キリスト教からの卒業

このO先生の答えは思いがけない、しかし決定的な一撃だった。 父なる神と子供である人間の親子関係はまさにキリスト教の根本である。それが支配ならば、キリスト教自体が支配であると言ってもいいだろう。 そして、私自身が、母親に支配される息苦しさからキ…

支配からの卒業〜私が私であるために 13 ターニングポイント⑴

私が小学生の頃、ノストラダムスの大予言が出版された。 誰も彼もそれをはっきりと信じた訳ではないが、それでも漠然と、世界は1999年に終わるのではないかという気持ちがどこかしらにあった。 中学生になると、ユリゲラーが来て、超能力ブームが始まったの…

支配からの卒業〜私が私であるために 12 新たな支配者

親とか宗教とか、そういう自分と関わりの強い支配者から逃れて自由になった後も、新たな支配者に遭遇することもあります。 支配者、虚無、光の人と3タイプあって、支配者が一定の数いるのだから、支配者に出会うことは不思議ではないと思います。 学校、職…

黎明〜鬱からの回復 8 自動販売機

(これはフィクションです。登場人物など現実のものとは関わりがありません。) 付き合うことになったが、世間一般のものからすればずいぶんと歪なものだった。 クリスチャンとノンクリスチャン(キリスト教の信仰を持っていないものを教会ではこう呼んだ)…

支配からの卒業〜私が私であるために 11 睡眠と自己催眠

病気を持っていてもいなくても、睡眠が何よりも重要なことは言うまでもないことだと思います。 けれど、なかなか寝付けなかったり、寝ても途中で目が覚めてしまったり、またものすごく早い時間に目が覚めてしまったりと…睡眠に問題を抱えている人は多いのか…

黎明〜鬱からの回復 7 ちぐはぐな共同幻想

(これはフィクションです。登場人物など現実のものとは関わりがありません。) 私は泣きながらも、祈り始めた。 「イエス様、光さんは小さな頃、クオヴァディスの漫画でクリスチャンが吊るされるシーンを見て、この世界は恐ろしいところだと心に傷を受けま…

支配からの卒業〜私が私であるために 10 深淵を見ることと罪意識

自分自身の深淵を見ることと罪意識って似ているようで、全然違うものなんですね。 罪意識がまだあるままで、自分の深淵を覗こうとすることは早いかもしれません。 その段階で、自分の深淵を見つめて、自分の破壊欲動(人をも自分をも破壊しようとする欲動)…

黎明〜鬱からの回復 6 共鳴

(これはフィクションです。登場人物など現実のものとは関わりがありません。) 祈ってもらったところで、いつもと同じように一瞬の高揚はあるが、長続きはしない。 母の爆弾は、私の心に投げ込まれ続ける。 けれど、そうして、落ち込むたびに、最初はためら…

支配からの卒業〜私が私であるために 9 自分との和解

自分とずっと争って、戦争してきた気がします。 そうして、自分以外の誰か、親とか神とか他の人とかと和解するために、このままの自分ではいけない、自分を変えなくちゃいけないと思ってきた気がするんです。 でも、心に支配と邪魔を排除してもらって、催眠…

黎明〜鬱からの回復 5 祈り

すぐにメールは返ってきた。 「智昭兄弟 わかりました。あなたのために神様にお祈りします。 携帯電話の番号をいきなり尋ねるのも失礼かと思いますが、教えていただけるでしょうか? というのも、時間を決めて、電話越しにお祈りしたいのです。 主の御名はほ…

支配からの卒業〜私が私であるために 8 自己犠牲がやめられない?

自己犠牲がなかなかやめられない気がするんです。 知らないうちに自己犠牲してしまって、後から『ああ、結局、自分は利用されただけなんじゃないか』と嫌な気持ちになってしまいます。 自己犠牲って2種類あるのかもしれません。 ひとつは、長年、支配者の支…

黎明〜鬱からの回復 4 メール

しばらくして、メールボックスを覗いてみると、勧誘やら宣伝やらのメールに紛れ込んで、見知らぬ名前の1通のメールが入っていた。 タイトルに、大江光ですとある。 開けてみると、私の祈りの依頼に答えて来たものだった。 「神様の御名を賛美します。 私は…

支配からの卒業〜私が私であるために 7 宗教化の支配

ジャニーズ性被害で、性被害を受けている人たちの告発動画をここのところ見ていました。 知らぬ間に、どうしてもその人たちに自分を同一化してしまうのです。 そうして、メジャーなメディアがこのことを取り上げないことに怒りが湧きます。 それだけでなく、…

支配からの卒業〜私が私であるために 6 トランスの中で生活する

「心よ、あの人が私に言ったことが気になってたまらないけど、私は本当はどんなふうに感じているの?」 「何も感じていない」 「えっ、心よ、何も感じていないの?」 「そう、何も感じていない」 こんな心とのやりとりがよくあります。 自分の意識では、波だ…

黎明〜鬱からの回復 3 嫉妬

私が指名された瞬間、光は思い切り、私に肘を食らわした。 「痛い、何をするんだよ」 思わず、声をあげていた。 「ともちゃん(智昭だからそう呼ばれていた)ばかり!」 それだけのやり取りだったが、気がつくと、周りの人たちに注目されている。 ほとんどの…

支配からの卒業〜私が私であるために 5 去勢からの解放

ここまで書いてきて、支配者に支配されている兆候は、正義中毒(善悪正誤で全てを判断しようとする)、承認欲求の暴走(人に好かれる嫌われるが気になって仕方ない)というものがあります。 それらに加えたいのは、去勢または性依存なのかもしれません。 フ…