こだわりがあるんです
これはこうした方がいいよ
あれはああした方がいいよ
そんなことしたらだめだよ
こうしなくちゃああしなくちゃダメだよ
だから
こうしないああしない人と接する時に
違和感と嫌悪感を持つんです
ああ、こんな自分って醜いなあって
思った時に
「ここにいるよ」っていう声がしたんです
ええっ
こんなゴミと泥だらけの部屋に
あなたはいてくれるの?
「そうだよ、あなたが自分を見捨てても、私はあなたを見捨てない」
そして近寄って
私の目にやさしく手を触れてくれたんです
「あなたの目が見えるように」
目を開けてみると
そこは一面の花だったんです
ゴミはゴミのまま
泥は泥のままで
いつのまにか
天井がなくなって
空には満天の星が輝いているんです