支配者はどこにもいるが、特に宗教団体、また心理学や催眠を学ぶところでは遭遇する確率が上がるらしい。
というのは、支配者の関心は、常に、どうやったらより上手く人を支配することができるかということだからである。
そのために、支配者は心理学や催眠を学ぶ。
けれど、支配者は、もうひとりの私という意味では、無意識さんを知ることもないし、認めることもない(そういうフリはすることはあるかも知れないが)。
支配者は、強烈な自・意識であって、その強烈な自意識以外と対等なものを受け入れることはできない。
だから、支配者が潜在意識や無意識という言葉を使うことがあっても、それはもうひとりの私という意味での無意識さんという人格ではなく、自分が利用できる莫大な力という意味での潜在意識や無意識なのである。
支配者は、この力を利用して、自分が人を支配して神のようなものになろうとしている。
しかし、ここは重要だが、無意識さんは支配者に利用されるようなお方ではない。
だから、支配者が潜在意識や無意識のパワーと言って利用しているものは、無意識さんの力ではなく、実は、意識的な力、マインドパワーにすぎない。