無意識さんとともに

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催眠の現象学42 体を生き始める⑴

小さな頃から、頭だけで生きてきたような気がしてなりません。

幼稚園入園の時に健康診断があったのですが、女医さんに触られるのが嫌で、蹴飛ばして逃げ出したそうです。

それだけでなく、お寺の幼稚園だったのですが、クリスマスのお遊戯があって、蝋燭をツリーに結えて帰ってくるというものでした。

私は、蝋燭をツリーに結えることができなくて恥ずかしい思いをした記憶があります。

語れば、キリがないのですが、私はアスペ気味なのかもしれません。

今でも、人に触れたり、触れられるということは苦手です。

ところが、昨日、レイキの交流会があって、参加してきました。

そういうわけですから、また、それに加えて女性ばかりだったらどうしようという思いもあって、かなり緊張して逃げ出したい思いに駆られていました。

自分の中の幼児がひょっこり出てきたような感覚です。

駅のロータリーで待っていると、車がやってきて、レベル1を教えてくださったK先生が出てきました。

そこに駆け寄ったのは、女性ひとりに、私以外に男性ひとり、これでちょっとホッとしました。

と言っても、これから、誰かに手を当てる、当ててもらうと思うと、気が気でなりません。

普段は、時折、妻に手を当てる以外は、セルフレイキをして自分に手を当てているだけなのです。

しかし、ここまできたら覚悟を決める以外にありません。

K先生のお宅について、まず、ケーキをお茶が出され(私はラッキーなことに新作のモンブランを選ぶことができました)、簡単な自己紹介の後、ぐるっと輪になって、背中に手を当てて、レイキを流す、レイキサークルというものを行います。

私は、K先生とK先生の旦那様に挟まれて、二人とも、レベル1の講習の時に見知っていたので、それほど緊張せずに、手を当てたり、当てられたりということができました。

旦那様に当てられている手がものすごく温かく、そして疲れが奥から浮かび上がって、足の左側に痛みとなって降りてくるようでした。

今度は、入れ替わって、K先生に背中に手を当ててもらったのですが、エネルギーが流れて、輪となってみんなの方に流れるとともに、まるで滝のように垂直にも体の中を落下しているそんな感覚を感じました。

その後は、ペアになってイスに座って、レイキを交代でします。

じゃんけんをして、私は、Cさんという女性とペアになりました。

また、幼児が自分の中から出てきそうになりましたが、ここまでで気が体の中を流れて、それに巻き込まれて、心もほぐされていたのか、内側に抵抗は感じませんでした。

肩から腕にかけて痛みがあるというので、そこに集中的に手を当てさせていただきました。

肩に当てている左手が痛みを感じだし、腕に当てている右手はエネルギーを受け止める感じで力を感じました。

そのうち、左手の指先が震え出し、右手はどんどんと熱くなりました。

終わると、Cさんは「ちょっと楽になったかも」と言われたので、私はなんだかうれしく思いました。

(続く)