無意識さんとともに

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催眠の現象学91 素早く回復するためには

私がFAPを10回受けて、難治性鬱から回復したことを聞いて、ある人に言われたことがあります。
「ずいぶん、コスパがいいんですね」

また、私がFAPにせよ、催眠にせよ、レイキにせよ、効果を感じることについても、違う人から言われたこともあります。

「感度がいいんですね」

 

そうかもしれません。
自分が受ける方ではなく、自分がクライアントにする方になってみると、クライアントのみんながみんな、私のようにはいかないことに気づきます。

どうして、自分がそんなふうに回復したのだろうかと、自分でも不思議に思います。

 

確かに、感度がいいとは、ひとつの説明になっているかもしれません。

母親によく言われていた言葉を思い出します。
「お前は何でも大袈裟なんだよ」

これは決してプラスの意味で言ったのではありません。

けれど、感度ということで言えば、私はプラスにもマイナスにも針が触れやすいのかもしれません。

あともうひとつ思い当たるのは、私は諦めが悪いということです。

 

例えば、自分で何とかしようと思った時に、最初に始めたのが、瞑想ですが、
瞑想をして確かにある程度の効果はあったにせよ、瞑想で自分の鬱から完全に回復するというまでの効果は、少なくとも、私にはありませんでした。

瞑想をすると、メタ認知が鍛えられて、自分の状態がどうなのかわかり、動けないと思っていたけれども動けたり、動こうとした時に『これは無理な状態だな』とわかって休んだりできるようになるのですが、それで全て解決というわけにはいきません。

それでも、私は瞑想をすることをやめませんでした。

問題が全て解決するわけでなくても、何かしらの効果を与えてくれるからです。

だから、FAPに出会うまで、私はずっと瞑想を続けていましたし、今も続けています。

そうやって、私はこれがいいと思ったものを、全て解決を与えてくれなくても、瞑想にせよ、FAPにせよ、催眠にせよ、自己催眠にせよ、レイキにせよ、投げ捨てることなく、複合させてずっと使い続けているのです。

本当に、諦めが悪い性分なのかもしれません。

そうして、この前の出来事のように、何かあっても、自己催眠が今できないならレイキを、レイキである程度回復したら自己催眠を、自己催眠でさらに回復したらFAPを、という具合に、時と場合に応じて使って回復していくのです。

もし、コスパがいいとすれば、このあたりにあるのかもしれません。