無意識さんとともに

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催眠の現象学87 レジリエンス〜レイキと自己催眠

自分も一時に比べれば、エリクソンにならって、幾分、図太くなったものだなあと思っていたのですが、

この前、人から、経験したことがないほどものすごい勢いで怒鳴られるということがありました。

怒鳴られる理由というのは、私があるセミナーのある練習で、自分の持ち時間の範囲内で、時間の配分ミスをしたというものです。

その方は、私の番が終わるや否や、ずっと怒鳴り、説教をしていました。

たぶん、その方は共依存タイプで、私は過剰適応タイプです。

私は、混乱し、頭が真っ白になって、謝罪してしまいました。

私が謝罪すると、その方はモンスター化し、ますます激しく怒り続けました。

その時間が終わると、私は、体の中が焼け爛れ、手足が千切れたように感じ、また胸が割れるように痛み、起きていることができなくなってしまいました。

こんな状態になると、今までの経験からすると、1ヶ月ぐらいは引きずります。

私は、ベッドの中で考えました。

『今、考えれば、私が謝罪する必要は全くなかった。練習なのだから、まして些細な、時間配分というミスで(彼女の時間に食い込んでもいません)、あそこまで言われる必要はない。画面を切って逃げるか、反論して戦えばよかったのかもしれない…』

思考はぐるぐると回っていきますが、明らかなのは今、考えても仕方ないということです。

自分を回復させるのが一番必要なことです。

私は自己催眠をしようとしましたが、何とも集中することができません。
それならばと思って、自分の頭部に手を当て、セルフレイキを始めました。
そうして、私は自分で自分にレイキをしながら、いつの間にか眠ってしまいました。

そんなことを2、3回繰り返した後、体の痛みはなくなりました。

ただ、何だか、心には、針のようなものが、金の針(私は彼女の言い分を正しいものとして信じ込まされてしまっていたので、金と表現しています)が突き刺さっている気がしてなりません。

それで、今度は、自己催眠を始めました。レイキをした後は、自己催眠をしてトランスに入ることができたのです。
そうして、トランスの中で、無意識に自分の心に突き刺さった金の針を引き抜いてもらったわけです(自己催眠を繰り返していると、心の中から針が抜けたという瞬間を感じることができたのです)。

次の日、私は知り合いに起こった出来事を話しましたが、その時は、もうほぼ回復していました。

もしかしたら、こういうことは避けられないことであるのかもしれません(そういう人からは逃げることができるなら逃げるのが一番です)、けれど、レイキと自己催眠によって無意識のエネルギーと言葉と繋がっていれば、たとえ何があっても大丈夫だと、心の底から思わされました。