雷をエネルギーに変えられたら?
そんなことを子供の時に思ったことがある。
雷をエネルギーに変えられたら、100ワットの電球90億個分!になるそう。
今は、まだ実現できていないが、そうなったら電力不足も解消できるかも。
ところで、嫉妬も雷並みのエネルギーの放電なのかもしれない。
嫉妬する、嫉妬されるで、発作という雷があちらこちらに落ちているのかもしれない。
「嫉妬って、エネルギーに変えられるの?」と心に聞いてみる。
「できるよ」
こともなげに、心は言ってくる。
「だって、有名人とか芸能人とか見てごらんよ。普通の人には考えられないほど、たくさんの嫉妬を浴びてるじゃない?」
うん、なるほど。でも、嫉妬で大丈夫じゃない人も潰れる人もいるんだけど、どういうこと?
「そこがキモ。つまり、嫉妬をエネルギーに変換して利用できるか、それとも自分も発作を起こしてしまうか」
そう、そこ、嫉妬をエネルギーに変えるにはどうしたらいいの?
「嫉妬を喜ばない」
えっ、今、何て?
「嫉妬を喜ばない」
嫉妬を喜ぶってどういうこと?そんなことしている自覚まるきりないんだけど。
「ほら、嫉妬されると、『ああ、自分も嫉妬されるぐらいになったんだなあ』と嫉妬を喜ぶような気持ちがあるんだよ」
そう言われてみると、そんな気持ちがあるような気もしないでもない。
「そういう気持ちがあると、相手の嫉妬を自分のものにしてしまって、感電して、発作を起こし、ついには自分も嫉妬する」
はあ、そんなものかなあ。
「嫉妬を喜ぶ気持ちがあるから、もしかしたら、こう言ったら、こうしたら、嫉妬されるよなということをわざとやってたりする、そういう覚えない?」
ギクっ
じゃあ、具体的にどうしたらいいの?自分でどうやったら、嫉妬を喜ばないでいられるの?
「簡単、嫉妬を喜ぶ気持ちに気づく」
それだけ?
「それだけ、また、『嫉妬を喜ぶ』という呪文を唱えるのもいいかもね」
嫉妬を喜ぶ?
「そう、逆説、ぎゃくせつぅ!」
それで嫉妬がエネルギーになるの?
「そう嫉妬を喜ぶ気持ちが消えちゃったら、嫉妬されたらそれが即エネルギー!毎度ありがとうございますてなもんだから」