無意識さんとともに

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2つのタイプのトランス

どうやら、催眠導入には2つのタイプがあるらしい。

ひとつめは、リラックスして脱力して眠くなるようなタイプ。

ふたつめは、脳を揺さぶるような感じで、固着していた記憶や感情が剥がれるようなタイプ。

普通の催眠導入はひとつめのものだが、解離表現や二重解離を多く入れるとふたつめになる。

ちなみに、解離とは、普通、病状のひとつとして使われるが、この場合の解離とは、例えば、ピアノを弾く時に、左右の手が自動的に別々の動きをするように、ある部分とある部分が(意識と無意識が、体と心が、右手と左手が、右脳と左脳が…など)、別々の働きを自ずからすることである。解離がなければ、日常生活でも複雑なことをすることができないが、この解離もまた、一種の催眠である。

解離表現とは、「あなたの意識は、今、外の物音を聞くことができます。一方、あなたの無意識は、今、心の内側のいろいろなつぶやきに耳を止めることができます。それは、外と内で、さまざまな情報を取り入れ、整理し、落ち着いて自分のために役立てるためです」といったもものだ。

この解離表現のさじ加減で、トランスのタイプが変わってくるとは実に面白い。