宗教の本質は、支配である。
もちろん、そういう支配から免れたものもあるけれども、それならそれで、そこには巻き込んで自分の一部に取り込もうとする支配者とその支配と常に闘うことになる。
私の尊敬するH神父も、常に同じカトリックの中から批判され、非難の手紙を毎日のようにもらっているとのことだった。
それは、指導者ばかりではない、信徒も同じことである。
支配者と支配者に取り込まれた人たちの批判に晒されることになる。
そうして、そういう批判や非難は何もこちらを屈服させることが目的だけではない、こちらも返す刀で相手を批判したり非難すれば私もまた支配に取り込まれたことになるのである。
だから、一番単純な解決方法が、そういう支配から、宗教から出てしまうことである。
宗教から出て、ただの人間にかえることである。