無意識さんとともに

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「心に聞く」ステップバイステップ3−1支配を越え、凪も超えて、その先に

「心よ、そうやってあなたに邪魔と支配の排除をお願いして、凪になって、さらにあなたと会話できるようになって、そうしてどうなっていくの?」

「焦らない、焦らない、そうやって先を知りたがるんだね、でもまあ、それも無理もないことかもね。目的地とそこに至るロードマップがないと、やる気が出なかったりするものだから」

「心よ、ぐだぐだ言っていないで教えてくれるかな?」

「そうだなあ、そうやっていくと、意識と無意識の統合、つまりあなたと私の統合が起こっていくよ」

「心よ、意識と無意識の統合?それって何かいいことがあるの?」

「そこに至って、あなたは本来のあなたになっていくのかもしれない。そうして、私に聞くこともだんだん必要でなくなってくるかもしれないね」

「心よ、あなたに聞くことが必要でなくなるって一体どういうこと?」

「だって、考えてもみて。あなたと私が統合されてひとつになっていくんだから、もういちいち、私に聞かなくても、あなたの思うことは私の思うこと、私の思うことはあなたの思うことになるわけだよ」

「心よ、そうか。理屈ではわかるけど、実感ではわからないや」

「そうだね、今は分からなくても大丈夫。その時が来たら、体感でわかるようになるよ」

「心よ、それって神様になることとは違うの?」

「それはいい質問だね。もちろん、神様になることとは違うよ。口を酸っぱくして言っているけど、私は神様じゃない。私はもうひとりのあなた。だから、あなたが私と統合されてひとつになったからと言って、神様になるわけじゃない。本来のあなたになるだけだよ」

「心よ、そこが大切なんだね」

「そうだね、支配者は諦めないから、そこを利用しようとしてくる。私とひとつになって本来の私となっていこうとしているのに、すっと取り違えさせて、自分が神様になっていっていると思わせようとすることはよくあることだよ」

「心よ、そうなんだ」

「どこまで行ってもあなたはただの人間、ただのあなたになるだけだよ。それこそが自由の道で、神様になることは支配したり支配されたりの関係に束縛されることなんだ。まあ、それも自由なんだけどね」

「心よ、私はもう支配するのもされるのもごめんなんで、ただの人間になることを選ぶよ」

「そうか、それならそれで、私の足跡があなたの足跡とひとつになるその日まで、一緒に道を歩いていこう」