無意識さんとともに

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鬱からの回復(回復へのロードマップ)4〜常識や教えの邪魔

さて、では、実際に支配者、『親なるもの』とのつながりを断つとはどういうことでしょう?

支配者が毒親である場合は、それは、まず何よりも、物理的に距離を置くことを意味するでしょう。

けれど、未成年だったり、そうではなくても、物理的に距離を置くことが難しい場合もあります。

本質的なことは、物理的な距離ではなく、精神的な距離を置くことであり、精神的な臍の緒をぷっつりと完全に断つことなのです。

物理的な距離は取れればいいし、取れなくても構わないのです。

ここで、邪魔をしてくるのは、常識であったり、宗教的な教えだったりします。

つまり、「親は大事にしなければならない」、「子供は親に従わなければならない」、「あなたの父母を敬え」、「親不孝はバチが当たる」とかいったものです。

私は断言しますが、これらは全て、支配者が人を都合よく支配するために作ったものです。

そして、これらの常識や教えに強制力を持たせるために、世間様や社会や神という言葉を持ち出して、いかにもそれらしく権威づけをします。

しかし、同じところをぐるぐる回っていたいならいざ知らず、そうでないなら、これらの声に耳をふさがなければなりません。

場合によったら、それらの声は、外からの声ではなく、まるで自分の声であるかのように自分を責め立てますが、耳を傾ける必要はありません。

支配者は、自分の支配から人が自由になるのを好まないから、がなりたてるのです。決して、人を幸せにしたいからそうするのではないのです。

 

それらの声に耳を傾けてしまうと、『自分は常識はずれだ』『自分はとんでもない人間だ』『自分はいてはいけない人間だ』『自分は呪われている』などと自分を責め立てたり、あるいは、『支配者がかわいそうだ』『自分を産んで育ててくれた父母に、自分はひどいことをしている』などと思ったりします。

 

それらの思いは、すべて、自分の思いではありません

すべてがすべて、支配者があなたの声を真似て、あなたの中でささやいているに過ぎないのです

 

回復したいなら、ここを突破する必要があるのです。

そういう声に従っていては、あなたは自分の人生ではなく、支配者の、親の人生を生きるだけです。

 

それでは、これらの声に耳をふさいで、次に、どうやって、支配者との絆をバッサリ断ち切るのでしょうか?

それこそが、『心に邪魔と支配を排除してもらうこと』になります。

ただ、このことを、どの程度やることが必要なのか、それが大切なのですが、そのことを、次回以降、お話しすることにします。