さて、では、どのように「心に支配と邪魔を排除してもらう」ことをして支配からの解放を進めたらいいかということについて、お話ししたいと思います。
まずは、前提として、誰が支配者なのか見定めることです。
これは、簡単に調べることができます。
「心よ、誰が私の支配者ですか?」
そうして、その後に浮かんできた人(イメージでも言葉でも)が支配者です。
もちろん、支配者は複数人いたり、直接の支配者でなくても、支配者に支配されて間接の支配者がいたりすることもありますが、
最初は、メインの支配者ひとりに絞って、メインの支配者の支配を断ち切っていきます。
慣れたら、次の支配者や間接的な支配者に移っていって構いません。
そして、可能であれば、メインの支配者との物理的な距離を置くようにします。けれど、前にも言ったように、様々な状況がありますから、あくまで可能であればということです。
それから、これもできることであれば、特定の宗教、スピリチュアル、占い、オカルトなどに触れることもなるべく避けるようにします。
なぜなら、それらも、支配者の支配とは違いますが、別の形の支配とつながることになるからです。
前に、聖母のメダイを身につけていると無意識が起動しないことをお話ししましたが、宗教やスピリチュアルや占いやオカルトの本質も支配だと思います。
せっかく、親などの支配者の支配から脱しようとしても、またそれらの支配の中に入ってしまえば、同じことです。
これは言いにくいことですが、「心に支配と排除をしてもらうこと」やFAPや催眠療法をかなりやっているのに効果が出ない場合、特定の宗教、スピリチュアル、占い、オカルトなどに触れていないかチェックする必要があるのかもしれません。
前提:1 支配者を特定して、まずはメインの支配者の支配を断つことに集中する
2 支配者と物理的な距離を置けるならば置く
3 特定の宗教、スピリチュアル、占い、オカルトなどと距離を置く
附記
私の場合は、あちこちに何度も書いていますが、キリスト教との関わりを断つことがなかなか大変でした。
キリスト教世界を渡り歩いてきて、そのおかげでボロボロになってもなお、そこに何かいいものがあるような気がして、教会に行かないようになってもなお、関係を断つことができませんでした。
「支配されちゃう人たち」(大嶋信頼)を読んで、支配者・虚無・光の3つのタイプを知り、キリスト教との繋がりはだいぶ緩みました。
さらに、「神と言うことは支配者につながる」と書かれているのは知って、さらにつながりが切れそうになったのですが、それでもまだあったのです。
自分の中では、たとえ、「神様」と言い方をしなくても、「(天の)お父様」とか呼べば、まだキリスト教の信仰が続けられると思ったのです。
そういう、いわば、無理な理屈をつけることで、まだなんとか、「心に支配と邪魔を排除してもらうこと」とキリスト教とのいいとこどりをしようと考えていたのです。
けれど、O先生に、「キリスト教も、父と子の親子関係を言いますが、これはキリスト教の限界ですか?」と質問して、「いえ、限界ではなくて、支配です」とはっきり言われた時に、とどめの一撃を受けたのです。
もう、両立、いいとこ取りができなくなってしまったのです。
まだ、限界であるならば、キリスト教の教えを残しつつ、足りないところを補っていくことができますが、支配だと言われてしまうと、もうそういうことはできません。
私は、降参して、キリスト教を卒業しました。
そうして、それから、急に、自分でも心が軽くなったように感じて、「心に支配と邪魔を排除してもらうこと」をすると支配がぐんとなくなり、FAPを受けても効果が増したように思い、催眠も深いところまで入れるようになったのです。
今は、キリスト教という特定の宗教のことを話しましたが、これは他の宗教でも、スピリチュアルでも、占いでも、オカルトでも同じことだと思います。
また、逆に、支配からの解放が進んでいくと、それらの自分に対するつながりや影響がますます消えていきます。
そのことから逆算して考えてみても、それらが支配であると、私は思います。