イエスは二度殺された。
一度目は、十字架の上で支配者や宗教的指導者によって。
二度目は、キリスト教という教えの中で弟子たちによって。
イエスは人間である。
キリスト教は、イエスが神であると教えるが、ここに欺瞞がある。
人間が神のはずがないからだ。
そして、古来、人は自分たちにとって異質なもの、都合が悪いものを神として祭り上げることによって、自分たちを正当化してきた。
そして、イエスも然りである。
新約聖書を読むと、弟子たちがイエスを裏切ったのは明らかである、イスカリオテのユダだけではない、後に教会指導者になるペテロも裏切ったのである。
だからこそ、イエスを神にして、「イエスは私たちの罪を負って十字架にかかった」という教えを作ったのである。
これも、一種のほめ殺しである。