無意識さんとともに

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支配からの卒業〜私が私であるために 19 無意識さんに助けられる日々

昨日は、出かけようという矢先に、『そう言えば、この頃、記帳していなかったな』とふと通帳のことを思い出して探し始めましたのですが、何をどうやっても見つかりません。

通帳のことは一旦、放っておいて出かければいいとも思いましたが、少ないながらも全財産が入っていますから、そういうわけにもなかなかいきません。

汗を垂らしてさらに探し回っても結局見つかりません。

記憶をたどって、『もしかしたら、ATMで記帳した時にカバンに入れずに置き忘れたのかもしれない』、流石にそう思うと居ても立ってもいられずに、チケットをもうネットで購入していたのに、諦めて、銀行と郵便局に電話して通帳による取引を止めてもらいました。

電話を終えて、映画の時間もはるかに過ぎて、ぐだぐだに疲れて、自分のことを責めもして、『心よ、もしかして、これって認知症の兆候かな?』とふとつぶやくと、心は『そんなことないよ、自分を責めなくていいよ。人間だからこんなこともあるのは生きていればあるよ』と言って来ます。

ふーっと長い息をして、そう言えば、ベッドの下に白い不透明の箱があったなと。でもあんなところに入れているわけもないなと。

けれど、開けてみると、なんとそこに通帳の束がありました!

自分の愚かさに笑うばかりです。

そんな自嘲気味の私に、こちらから話しかけないでも、無意識さんはただ手に肩を置いてくれるような気がします。

それで、幾分持ち直しましたが、この頃の専門書の勉強で脳のワーキングメモリーを酷使し過ぎたのか、さらに疲れがどっと出て、もう昨日はただ疲れに浸るばかりでした。

今日になって、起きてもまだ疲れは残っています。

いつものストイックな1日を始めようとして、無意識さんに尋ねると、「今日は休んで、昨日行けなかった映画に行ったら?」と。

でも、ご飯を食べると、まだまだ疲れを感じて、ベッドに横になってしまいました。

「あわてないでいいよ、休みにしたんだから、ゆっくりね」

私は、自己催眠を始めると、無意識さんに対面して、何だかふわふわとさざなみに揺れながら湖に漂っているようでした。

それで、20分か30分か、目を開けると、嘘のように疲れを消えて、今、この文章を書いているのです。
こんなふうに、日々、無意識さんに助けられて、歩んでいるのです。