無意識さんとともに

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催眠の現象学13 自己催眠の秘訣

この頃、何かに悩むことがほんとに少なくなりました。

自己催眠のおかげであるとしか言いようがありません。

何かが心に入ってきても、パッと自己催眠をしてそれで終わりということがほとんどです。

心の問題に関しては、自己催眠があればもう大丈夫、そんな感じです。

 

もちろん、自己催眠がここまで効力を発揮する前提というのもあるのかもしれません。

心に邪魔と支配の排除をお願いし続けること、トラウマをFAPなどで取り去ること、催眠でトランスを何度も体験することです。

 

その上で、自己催眠をさっと取り出して使えるようになれば、自分で言うのも何ですが、無敵なような気がします。

勘違いしやすいですが、自己催眠は、「私が日々良くなっていく」と言った形の自己暗示や自律訓練法とはちょっと違います。
Youtubeとは、文字通り、自分で自分をトランスに入れることです。
そして、自己暗示ではなくて、そう言う意味の自己催眠を教えてくれる本はなかなかありません。私の知る限り、一冊だけです。

「願いをかなえる自己催眠〜人生に変化を引き起こす9つのツール」(スティーブン・ランクトン、上地明彦訳、金剛出版)

これはミルトン・エリクソンの高弟が書いたもので、タイトルからすると自己啓発の本に思えますが、中身は全く違います。

エリクソン自身、人生のいろいろな苦難を自己催眠に乗り越えたと言われています。

エリクソンのタフさ、ふてぶてしさは自己催眠から来るものだと言えます。

この本は、私にとってバイブルのようなものです、この本によって生活が変わったと言っても過言ではありません。

私自身、開業しているのでまずいですが、ここに書かれている9つのツールを本当の意味で身に付けたら、心の問題については、もうカウンセリングが必要なくなるでしょう。

身につけるというのは、先ほども言ったように、さっと取り出してすぐ使えると言ったレベルです。

そのためには、著者が言っているように、1つのツールについて、2、3ヶ月、毎日、練習する必要があるのかもしれません。ただ、その見返りは途方もなく大きいです。

私が、今、このツールの中で、1日に何度となく使っているのは、ツール2の黒板と階段イメージ法のうちの黒板法の部分です(参照 53ページ〜)。

嫌な気持ちになったり、人の言葉が突き刺さったら、この黒板法を使って、さっさと無意識さんのシャワーを浴びて洗い流してしまいます。

黒板法には、コツがあります。

イメージで黒板に10から1まで数字を書いていく場合、なるべく黒板いっぱいに数字を書くことです。加えて、字をチョークで書くときに手に感じる、チョークと黒板が触れ合うその摩擦感を感じるようにします。
数字を消す時も、黒板消しを手に持って、摩擦を感じながら消すことをイメージします。

他にもコツがあるのですが、また機会があったら書くことにします。

O先生が心に支配と邪魔の排除をしてもらうことを千本ノックと言ってらしたのと同じように、この黒板法も同じく千本ノックのつもりで繰り返していくと、最初は5分ぐらい、最後には2分ぐらいで、トランスに入れるようになります。

もちろん、トランスに入れない場合は、黒板法を繰り返してもいいし、本に一緒に書いてある階段法を加えても構いません。

私は時間がある時や、眠れない時、途中で目が覚めてしまった時、なかなかしつこい悩みの時は、3つを組み合わせます。

①黒板法 場合によれば繰り返し

②階段法
③スライダーイメージ法 場合によれば繰り返し、頭から足へと、また足から頭へと

そんな感じでやっていくと、どんなにしつこい心の問題も淡雪のように消え失せます。