無意識さんとともに

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催眠の現象学48 振り返って⑴

何だか、現在の自分が、人生の中で、もっとも安定して、幸福な自分のように感じます。

もちろん、疲れたり、落ち込んだりは、当然あるのですが、それらもその前後の凪の状態に挟まれて、よく思い出せなくなってしまうのです。

思い返すと、よくぞ、これほどジェットコースターのような人生を生き抜いてきたなあとしみじみ思うのです。

あのどん底の状態の自分であれば、未来の自分がこんな自分になれるとは思ってもみないことでしょう。

ここまで来るまでに、根本的には、無意識を発見して、無意識が本来の自分であり、智慧と力の宝庫であり、信頼に足るお方であると分かったと、一言でいえば、それだけなのですが、もっと具体的に、何をどうしてここまで来たか、振り返ってみたいと思います(時系列は正確でないかも知れません)。

 

難治性鬱になって17年目、1週間の3、4日は寝込んでいて、動けなかった。

 

2020秋 大嶋先生の本を読んで(「催眠ガール」が最初)、無意識がこわいものではなく、自分を助けてくれる本来の自分であると知る。

心に聞くことを始める。

最初は、呪文、遺伝子コードを唱えていた。

2、3時間しか眠れなかった睡眠が少し改善して4時間ぐらいは眠れるようになる。

 

ツィッターの大嶋クラスタの方たちから、FAP(トラウマ療法)を大嶋先生が開発していることを知り、FAPを受けた体験談を聞く。そうして、FAPを受ける決心をする。

2021年 2月25日 FAPのインテイク、3月18日第1回FAP

以前も心療内科のカウンセリングを受けたことがあったが、まるで違うことにショックを感じる。
FAPを受けている最中は、黒いねっとりしたものが脳から足へと流れでていくことをイメージで見て、

終わった後は、まるで体の手術を受けた後のように、体が弱り、寝込み(一種の好転反応)、『これで大丈夫なのだろうか?』と思ったことを覚えている。

次のFAP(3月31日)のちょっと前になってようやく、体が回復し、心が軽くなっていることを感じるが、また、次に心の手術みたいものを受けると思うと、ちょっと躊躇った。けれど、これしかないと心に決めた。