無意識さんとともに

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催眠の現象学33 無意識の捉え方の革命的転換

ある方が発掘?された吉本先生の講演記録を読んで、自分がYoutubeで無意識について話したことが裏書きされたようでうれしく思いました(初心者講座第1回「無意識って?」)。見ていない方は見ていただけると幸いです。

それについての感想をこちらにも載せておきます。

密度が濃くてなかなか全部読めずにいたのですが、やっと全部読み終わりました。

やはり、無意識の捉え方が、フロイトエリクソンでは決定的に違ったこと、そのコペルニクス的転回をした無意識の捉え方が、エリクソンー吉本先生ー大嶋先生と伝わってきたことをしみじみ感じました。

フロイトでは、意識が光なら、無意識は恐怖を与える闇と捉えられていたと言っていいと思います。

それがエリクソンに至って、無意識はそんなものではなく、私たちに無限の智慧と力を与える助け手(最近の大嶋先生の動画の表現)という見方に180°変わったのですね。

意識が光で無意識が闇なら、意識と無意識は対立するものですが、無意識が無限の智慧と力を与える助け手(つまり、無意識さん)なら、意識と無意識は単純に対立するものではなく、統合されるものになります。

また、無意識が闇と捉えられていたなら、無意識自体が恐ろしい深淵ということになるかもしれませんが、
無意識が無限の智慧と力を持って助けてくれる助け手なら、深淵の意味も変わってきます。

むしろ、無意識が闇ではなく、光なら、その光に照らされる深淵は、もはや恐怖をもたらすものではないのかもしれません、もちろん、大嶋先生が言うように、深淵を見ることは痛いことであるけれども。痛いけれども、恐ろしいものではない、なぜなら、深淵自体も無意識の光に照らされているので、その光によって照らされた視力によって、私たちは深淵を直視できるからです。