いい感じについてやったフォーカシングの記録
(からだの中の感覚を探ってみると)
お腹で月が照ってるような感じ
満月で辺りの夜空をぼうっと照らしている
涼やかな感じ
こんばんは
(鈴が鳴るような声で)こんばんは
(月は湖面の上に出ていて、湖面には静かな波が揺らいでいる)
この月としばらく一緒にいると
湖面にピンクの桜の花が舞い散って、ああ秋ではなくて春だったんだ
桜の匂いが漂う
その香りにちょっと酔ったような感じ
お月さん、あなた自身は今、どんな感じですか?
わたしはただただまあるい感じ
まあるい感じ?
そうまあるい感じ。今は私は満月だもの
(自分もまあるい感じを体に感じてみる。何だか微笑みたくなる)
まあるい感じ、いいですね。おめめも額もまあるい感じ。
そうそう、じわじわっとまあるい感じ。
(なんだか、まあるい真珠のような涙をはらはらとこぼしている女の子がくっきり心に浮かぶ。今度はこの女の子に話しかけてみよう)
こんばんは
(鼻をくすんと鳴らして)こんばんは
(また、真珠のような涙がはらはらとこぼれ落ちる。よく見ると、涙自体が小さな小さなお月さまみたいだ)
泣いているようだけど…
悲しくて泣いているんじゃないのよ、うれしくて泣いているのよ
(そう言って、またはらはらと涙を落とす。涙は地面に落ちると、風鈴の音をもっと硬質な音にしたみたいな音を立てて、宝石になって散らばっていく)
そのようですね。私もあなたのうれしさを感じてみていいかな?
(女の子はこくりと返事をする)
(あれっ、知らない間に、私も涙を流していて、でも顔は微笑んでいて、内側で涙を落としていて、涙がからだの中を落ちていく、お腹のところまで落ちると、ムーンライトを発した宝石になって散らばっていく)
いい月夜ですね
そう、月がとても綺麗なの
(なんだかとても眠くなって、眠くなって、もう起きてられないと瞼を閉じた瞬間に、目が覚めた)