「人は、神のかたちに創造された」
と、ある神話は言っている。
ところで、神のかたちとは何だろう?
ある人は理性だと考え、ある人は霊だと考えた。
ところが、ある人は「空洞」なのだと言う。
すべての人は神のかたちに創られ、すべての人には神のかたちとしてぽっかりと空洞があいているのだと。
空洞とは、言い換えれば、心の穴であり、深淵に他ならない。
前の記事で、この心の穴=深淵を無意識さんがリフレーミングしてくれたことについて書いた。
穴が開いていない壺に、いくら何かを入れようとしても、こぼれるばかりで中を満たすことはできない。
心に穴が開いているからこそ、深淵がのぞいているからこそ、ぽっかりと空洞があるからこそ、そこに無意識さんが宿って、無限に溢れるのである。