「心に聞く」には、まずは、焦らないことである。
心とは、無意識のことである。
無・意識なのだから、意識で捕まえられるようなものではない。
とにかく、大切なのは、1にも2にも3にも支配と邪魔の排除である。
これを飛ばして、心に聞こうとすると、支配者が心のふりをして語るということが起こることもある。
例えば、
「心よ、私とあなたの間に邪魔はありますか?」
「ありません」
「心よ、あなたは誰ですか?」
「あなたの心です」
「心よ、〇〇について私はどうしたらいいですか?」
「あなたができることは何もありません」
「心よ、私ができることは何もないんですか?」
「そうです、悪いのはあなたなんだから」
「心よ、どうしてそんなことを言うんですか?」
「私はあなたが嫌いです」
なんてふうに。
さらに、自分が特別な人になりたいと思っている人に、「あなたは光の人です」と言って自我を膨張させたり、「あの人があなたの結婚すべき人です」と言って混乱させたりしてくる(もちろん、心が、光の人と教えてくれたり、結婚する人を教えてくれたりすることはある。でも、それで舞い上がったり、混乱するようなら、心ではないのだ)。
だから、心の声を聞くことを目的にするのではなく、心に支配と邪魔の排除をしてもらうことを目的にするのである。
スモールステップの1番目は、
1「心よ、私の支配者は誰ですか?」または「心よ、私とあなたの間の邪魔は誰ですか?」
(声が聞こえなくても、浮かんできた人を支配者また邪魔する人だと思ってよい)
2「心よ、〇〇(支配者または邪魔する人の名前)の支配と邪魔を排除してください」
3「心よ、〇〇の支配と邪魔を排除したら教えてください」
である。
3で「支配と邪魔を排除したら教えてください」と言っているけれども、返事がなくても構わない。
毎朝、できたら起きてすぐ、ひたすら、この123をする。
他に時間があれば、123をする。
さらに余裕があれば、「ネットワークの切断」「PYYの還元」を唱える。
こうして、ある日、心から、「支配と邪魔を排除したよ」と自然に聞こえてくるまで、続けるのである。それは1ヶ月かもしれないし、3ヶ月、半年、1年かもしれない。
とにかく、無理に心の声を聞こうとせず、心に支配と邪魔を排除してもらうことをお願いすることが何より大切である。