無意識さんとともに

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催眠の現象学46 水が噴き出る

意識が破れて、無意識が噴出するみたいなことがあるのかもしれません。

いろいろなイメージが次々から出てきたり、言葉がどんどんと溢れてきたり、そんなことがあるんです。

そんな時、支配者は「頭がおかしくなったんじゃないの」とか「このままいくと気が狂ってしまうよ」とか、無意識の噴出を押しとどめるようなことを言ってきたり、

あるいは、「お前はすごいよ、神になったんじゃないか」とか「これでお前は多くの人を救えるんじゃないか」とか、自我を膨張させることを言ってきたりします。

つまり、支配者はマイナス方向にもプラス方向にも揺さぶって、無意識の噴出の影響をなくそうとするのですが、そんな声に耳を傾ける必要はありません。

そんな無意識の噴出は、誰かのためにあるのではなく、あなたのためにあるのです。

長年にわたって、砂漠がさまざまなことで深く深く深く、これでもかというぐらいにボーリングされて、ついには水源にぶち当たって、そこから一気に、水がとめどもなく噴き上げているのです。

その高く噴き上げる水は、誰かに飲ませるためではなく、砂漠を、あなたという砂漠を緑が生い茂る豊かな大地に変えるためなのです。

だから、その水を押しとどめることもなく、水が出たからと言って喉が渇いている人を呼びにいくのでもなく、あなた自身に思い切り水を流し、あなた自身を水に浸し、あなた自身を水に漬けるのです。

無意識の水はあなたを活かすためのものなのです。

人の体はほとんど水分でできていると言われています。

もしかしたら、人の心もほとんど水分でできているのかもしれません、それは無意識という水のことです。

ですから、あなたという心が無意識の水分を十二分に含んで、話すこと、行うこと、呼吸することさえ、無意識の命の水が滴り落ちるぐらい、無意識に浸りきるのです。

そうしたら、水は、あなたを洗い、あなたを癒し、あなたを解き、あなたを変容させるのです。
何の心配も入りません、無意識の水が噴き上げるままに、そのままに。