そうして、もう仕上げとして、もう一度、友達とFAPをした時に出て来たFAPストーリーはもう明らかだったんです。
出て来た主軸コードは、『スペクトラムの色』、これは「正しい、間違っている」の白黒思考しかできなくてストレスになることを意味します。
最初は、大地にエクスカリバー（アーサー王伝説の剣）が刺さっていたんです。
空には虹がかかっているんです。
そうして、いくら抜こうとしても抜けなくて、怒りを感じているんです。
男性性を否定しようとしていたことを表していたのかもしれません。
次に出て来た部位は『扁桃体（＝怒り）』で、子どもが出てきたんです。
子どもは、純真でありながらも、老人のような賢さを感じさせました。
その子が背中に手を当てると、私はエクスカリバーが抜けたんです。
（「その子どもは無意識かもしれないね」）
私は男性性を去勢されたことで怒りを感じたんです。
その怒りを感じた途端、虹は真っ黒になってしまいました。
（「虹は人間関係を表すのかもしれない、真っ黒になったのは白黒思考で人間関係を破壊して来たという意味？）
私はエクスカリバーを振るうと、周囲の人を惨殺しまくったんです。
【一乗寺下り松で、宮本武蔵が、吉岡一門の弟子たちを、大人も子どもも切り捨てたような場面。憤怒】
これは男性性が出てきて、その攻撃性を抑えようとしても、言葉の剣で血まみれになる姿を思わせます。
【実際、私は哲学科にいる時、議論に負けたことがなかったんです。今のひろゆき以上だったかもしれない。
もちろん、社会に出てからはそんなことはできませんでした。それで、剣を抜くことなく、腹の奥底に隠し持っていたんです。】
私は調整できないので、自分で自分を殺そう、つまり切腹しようとしました。
【過去の３度の自殺未遂を思わせます。】
次に出て来たのは、『後縦束（＝罪悪感）』で、子どもである無意識さんが触れると、エクスカリバーは細身の日本刀に変化しました。
そうして、私は、この日本刀で、丸太を削って彫刻を彫っているんです。気がつくと、空の虹はまた７色に輝いているんです。
（「この日本刀は、無意識さんによる、もはや押さえつけていない怒り＝リビドー＝男性性かもしれないね」）
これは、私によっては仕上げのFAPストーリーだったんです。
今まで、私はいつもエネルギー不足に悩んでいました。
ところが、自分の怒り＝リビドー＝男性を取り戻して、何だか、何倍ものエネルギーを手にしたように感じたんです。
疲れやすさが激減しました。
それだけではありません。
今までは、人間関係で傷つきやすくいつまで経っても言われたこと、されたことが気になって仕方ないということがあったんですが、そんなことが全部、綺麗さっぱり拭いさられて、そんなことを気にするのは馬鹿馬鹿しい限りになってしまいました。
さらに、私は、知らず知らず、自分を守るのにエネルギーを使っていたようなんですが、もう自分を守る必要もなくなって、その分のエネルギーも戻ってきて、何だか、心が羽が生えたように軽くなったんです。
と言っても、足が踏み締める大地の感覚は前よりもずっと感じられるんです。
究極に言ってしまえば、私は過去、17、8年も鬱だったわけですが、それもまた無意識さんの導きだとさえ感じられるんです。
つまり、鬱は、私の手枷、足枷、私が母親と一緒に作ってきたストーリーが粉々にされるためであったと。
【これは、誤解を生む言い方です。そう考えれば鬱が治ると言っているのではなく、そうではなく、自分が無意識さんによって変化して、そう考えられるようになったということです。】
心は穏やかで、空には風が吹いています。
私は翼に風をはらみ、空を宮として、自由に舞う１匹のハヤブサなのです。
