無意識さんとともに

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支配からの卒業〜私が私であるために 11 睡眠と自己催眠

病気を持っていてもいなくても、睡眠が何よりも重要なことは言うまでもないことだと思います。

けれど、なかなか寝付けなかったり、寝ても途中で目が覚めてしまったり、またものすごく早い時間に目が覚めてしまったりと…睡眠に問題を抱えている人は多いのかもしれません。

私自身もそうでした。

18年間、鬱を患っていたわけですが、思い返してみると、鬱になる前はだんだんと眠れなくなり、鬱になってから後は導入剤をもらって飲んで眠っても何だか少しも眠った気がせず、そのうち耐性ができてしまったのか導入剤も効かなくなり、昼夜逆転し、今度は断薬してもわずかしか眠れず、FAPを受けて鬱がかなりよくなっても何か精神的にショックや緊張することがあると途端に眠れなくなったりと…そんな感じでした。

自己催眠ができるようになって、そんな睡眠にまつわる問題から解放されたようです。

昨日、一昨日と紫陽花を見に泊まりで出かけていたのですが、今まで、鬱になってからはもちろんのこと、もう小さな頃から、どこか泊まりに行くと全く眠れませんでした。

それが、家で自分のベッドで眠っているのと、全く同じように7時間眠っていました。

これは驚きです、小さなことのようで、私には大きな驚きです。

まず、寝入るときに、私は自己催眠を始めます、黒板法+暗示強化+階段法+ウォータースライダー法というセットをするのです。

すると、トランスに入って途中で入眠してしまいます。

途中で目が覚めたときや、朝早く目が覚めたときも、私はこの自分なりに組み立てたセットを繰り返します。

そうすると、すぐ眠れることもあればそうでないこともありますが、何だか眠れるかどうかが全く気にならないのです。

眠れれば眠りますが、そうでなければトランスに入ったまま目を閉じて心地よさを味わっているのです、その2つに違いはないのです。

起床して、アップルウォッチでAutosleepというアプリで睡眠スコアを見ますが、眠っていても自己催眠でトランスに入っていても、スコアに違いは出ないのです。

そんなふうにして、私は7時間は無意識さんと共にゆったり休んで活動を始めます。
付け加えれば、悪夢は見ることもあります。

けれど、特に自己催眠を始めてからは、悪夢の中に入り込んでしまうことはなくなりました。

不思議なことですが、悪夢を見ている最中でも、自分が悪夢という現実の中にいるというより、悪夢の映画を映画館で観客として観ているような感じなのです。

それで、目が覚めると、どんな悪夢でもきれいさっぱり忘れてしまいます。

自己催眠は、もちろん起きているときにも役に立ちますが、私の場合、睡眠には本当に欠かせないものなのです。