無意識とつながる2つの入り口があると思うんです。
1つ目は心からつながる方法です。
2つ目はからだからつながる方法です。
前に書いたように(参考「無意識の6層)、無意識には層があるようです。
1つ目の心からつながる方法は、ダイレクトに、無意識の深層である無意識さんとつながります。
具体的には、現代催眠、瞑想、心に聞くことなどがそうです。
2つ目のからだからつながる方法は、無意識の浅い層から少しずつ深層である無意識さんとつながっていきます。
具体的には、フォーカシング、ソマティック・エクスペリエンス、レイキ、からだに聞くことなどがそうです。
こう並べて書くと、1つ目が優れていて2つ目が劣っているように見えるかもしれません。
けれど、それぞれにメリット、デメリットがあるようです。
1つ目は、ダイレクトにつながるので、自分の無意識さんが望んでいることが何なのか、自分のリソースは何なのか、直接的に知ることができるのが最大のメリットです。
けれども、それに現実の自分にとって実感が伴うかということがデメリットのひとつでもあります。
また、無意識の浅い層をスルーするので、そこにある抑圧とか傷とか固着とか葛藤とか、そういう問題もまたスルーされてしまうということもデメリットなのかもしれません。
2つ目は、この自分のからだというリアルな具体的なものから入るので、からだで感じる実感を持ちやすいのが最大のメリットです。
また、心にいろいろな想いが渦巻いたとしても、からだから入るので、そういう想いに邪魔されずに入っていくことができます。
そうして、今度は、からだの中に痕跡を残している抑圧とか傷とか固着とか葛藤とかを、からだの感じを頼りにしながら、解きほぐすことができます。
ただ、こういう浅い層を少しずつ下っていくので、次から次へと自分の無意識にあるいろいろなものがからだを通して立ち現れ、キリがないように思われることがデメリットなのかもしれません。
というわけですから、それぞれにメリットとデメリットがあります。
そういうことを考えると、1つ目で目星がついてから2つ目に入る、あるいは、1つ目と2つ目を併用していくのがいいのかもしれません。