無意識さんとともに

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「心に聞く」ステップバイステップ2−3 落ち込み

さて、支配者の支配と邪魔が減ってきて、心にもある程度、聞けるようになって、調子良く毎日を送っていたはずなのに、急に落ち込みを経験することがある。

そんな時、とっさに心に聞ければいいのだが、落ち込みがあまりにひどいと心に聞く気にもなれない、あるいは、場合によっては心に聞けなくなることもあるかもしれない。

これは何かというと、2つ考えることができる。

1つは、禁断症状である。

何の禁断症状かというと、支配の禁断症状である。

ええっ、そんな禁断症状があるのかと思うかもしれないが、実際にある。

支配は、ヤクザのようである。ヤクザは怖いだけではない、めちゃくちゃ優しかったりするのである。そして、めちゃくちゃ優しいけれども、ヤクザに従わない時はめちゃくちゃ怖くなる。この飴と鞭で人を支配する。だから、支配の中にあった優しさを失ったことが恋しくなる。あるいは、この支配者というヤクザの支配下にいた時は、奴隷が保護されるように保護されていたので、その保護と安心が懐かしくなる。

というのは、支配者から逃れたならば、自分の足で歩いていくことが必要になるから。そして、無意識さんというのは私の親友であっても、支配者のように私を檻の中に閉じ込めて私を保護する方ではないから。

もう1つは、支配者がもうほとんどなくなった絆を死守すべく、猛攻撃をかけるからとも言える。

ここを手放したら、もう永遠に自分の支配下に引き戻すことはできないと思って、集中的に私の声を真似て語りかけるからなのかもしれない。

例えば、『心に聞いても大したことないじゃない』とか『肝心なことについては心は答えてくれないじゃない』、『心なんて言う曖昧なものに聞いて進むより、もっとはっきりしたものに頼って進む方がいいんじゃない?』とか。

けれども、これは禁断症状なんだ、あるいは、支配者のあがきなんだと気づけば、落ち込みは去っていく。

もしかしたら、落ち込みは何度となく来るかもしれないが、そのたびごとに気づいて自分から去らせていけば、次第に軽くなっていく。