無意識さんとともに

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強迫性障害

ずっと、若い頃から強迫性障害(完璧主義)に悩まされてきた。

いろいろなことにものすごいこだわりがあって、そのこだわりがピタッとはまれば力を発揮できるが、そんなことは滅多になかった。

覚えているのは、例えば、中間期末テストの勉強。不思議なことに、勉強した科目ほど成績が良くない。高校の時に、英文法の前置詞が範囲になって、私はあらゆる参考書を調べ上げて、ルーズリーフ100枚程度にまとめあげた。結果は、火を見るより明らかで、英文法の成績が最も悪かった。

自分の目的に合わせて、必要なことだけやるということができない。どんどんあれもこれも追加していって、その全部がこなせないと自分を責める。

そんな調子だから、結局、知識が蓄積されない。

受験勉強の時も、ひとつの参考書に落ち着いて取り組んでいられない、もっといい参考書がないのだろうかと思って次から次へと手を出す、それは参考書だけではない、勉強方法も同じで次から次へと。さらに、勉強のことだけではない、他のことも。そうして、最後には燃え尽きる、そんなことの繰り返し。

そんな自分が無意識さんを知って、FAPを知って、催眠療法を知って、ようやく、この障害から解放されてきたと思う。

いろいろやりたくなっても、心に聞いて、心の言ったことだけやる。すると不思議に満足できる。これが終わったら次にあれをやってなどということも考えなくなった。人生は楽しむためにあるのであって、ゴールに達するためにあるのではない、と無意識さんは当たり前のことを実感させてくれる。