無意識が活性化されて、無意識さんとのつながりが深くなってくると、いろいろな気づきが起こってくる。
けれども、ここで起こる気づきとは、自分についての気づきであって、他人についての気づきではない。
私たちは、自分について気づいて、自分の深淵を深く覗き込み、痛みを感じ、この自分の気づきと痛みを通してのみ、他の人の痛みと他の人の問題への洞察を得る。
そうではなくて、自分の深淵を通さずに、他人についての気づきが起きてきたら、他の人について何か自分がわかるような気がしたら、それは支配者の支配なのかもしれない。
私たちは、自分の痛みを知っている分しか他人の痛みは分からないし、自分の問題の深さを知っている分しか他人の問題に対する洞察は得られない。
それは、誰であっても、光の人であろうと虚無の人であろうと、なんら変わることはない。
そこから外れることは、支配者お抱えの超能力者になる道なのかもしれない。