無意識さんとともに

https://stand.fm/channels/62a48c250984f586c2626e10

支配者

支配者も当然、心理学も催眠も学ぶようだ。

ただ、支配者でない人は、自分や人を楽にするために学ぶが、支配者は人を支配してコントロールするために学ぶ。

支配者は、罪意識がない。そして、「自分はできる」という自信に溢れている。「自分は正しい」という意識が揺らぐことはない。

それだけでも、多くの人は蟻が砂糖に惹きつけられるように、支配者に吸い寄せられる。普通の人にはそんなものはないから。

加えて、支配者が心理学や催眠を学んだら、無敵である。

彼らは、川に魚を捕らえる、一度入ったら出れないカゴを仕掛けるように、ダブルバインドの罠をひとなかに仕掛ける。

支配者にそうやって捕らえられた人は、支配者に支配されて、偽の自由の名のもと、一般的な常識や礼儀も忘れて、万能感に絡め取られ、支配者のコピーにされていく。

あるいは、役に立たないと思われたら、無惨にポイと捨てられる。

支配者に立ち向かおうとしても無駄である。
なぜなら、支配者に立ち向かおうとした時点で、支配者の罠に、支配者の術中にはまっているからである。
支配者に立ち向かおうとしたら、支配者と同じ手を使わなければ対抗できない。
心理学や催眠を、相手を支配し返すために使わなければならないが、そうしたら、もうすでに立派に支配者になっているのである。

方策はただ一つ、罠を見かけたら、そして心理学や催眠を学んでいたらこれが罠だと見抜くことはできるはずだ。
偶然に罠が仕掛けられるはずもない。罠の背後には、必ず、支配者がいる。
そうしたら、無意識さんに従って、全力で逃げる、ただそれだけである。
人に何と思われるだろうか、かっこが悪いなどと気にするな。

ロトが支配者が跋扈するソドムとゴモラから逃げたように、後ろを振り返らずに支配者の巣窟からひたすら逃げよ。
あの時の天使と同じく、無意識さんも言うのかもしれない。
「後ろを決して振り返るな、あなたが塩の柱にならないように」