相手の悩みを聞いて、催眠導入（喚起）をして、私も相手もトランスの中に入り、インスタントでスクリプトを語っているうちに、心がほぐれてくる。
最初は、そんなことができるかと思っていたのだが、やってみたら、私の力ではなく、無意識さんの力でできるようになった。そして、変な言い方だが、自分も人にしてもらいたいと、人に教えているうちに、その方たちもできるようになって、その方たちが今度は、私にこのインスタントスクリプトをして下さるようになった。すべては無意識さんのおかげである。
これを味わうと、これが心のマッサージ、心の整体のようなものだとわかる。この時間は私にとってとても貴重である。
ただ一つ、マッサージや整体と違うのは、マッサージや整体をする人は疲れるが、不思議に、このインスタントスクリプトをする人は、自分も元気になるという点である。
どうやら、インスタントスクリプトは、相手と自分をエナジャイズ（エネルギーで満ち溢れさせる）ものらしい。
そこが、トラウマを取り除く心の手術であるFAPともまた違う。
こう書きながらも、私は次にインスタントスクリプトをできる日を、何だか、とても待ちわびているようだ。
